2025.10.03

アパートと防犯

こんにちは。

今回は「アパート」暮らしの上で自身でできる防犯対策についてお話ししたいと思います。

アパート暮らしに欠かせない防犯対策とは？

アパートはマンションに比べて家賃が抑えられるため、学生や社会人の一人暮らしを中心に根強い人気があります。毎月の生活費を節約できるのは大きなメリットですが、その一方で「防犯面が弱いのでは？」と不安を感じる方も少なくありません。特にオートロックや防犯カメラといった設備が整っていない物件では、入居者自身の意識や工夫が安心して暮らせるかどうかの大きなポイントになります。

実際、警視庁のデータによれば、アパートやマンションで発生する空き巣被害の多くは、特殊な道具を使った侵入ではなく「鍵の閉め忘れ」が原因になっているそうです。つまり、どれだけ防犯設備が充実していても、住んでいる人のちょっとした油断が狙われる隙を生んでしまうのです。

そこで今回は、アパートに住む際にすぐに取り入れられる簡単な防犯対策をご紹介します。

アパートでできる防犯対策

① 補助錠や防犯フィルムを活用する

玄関や窓に補助錠をつけることで、侵入までの手間を大幅に増やすことができます。空き巣は「短時間で侵入できるかどうか」を重視するため、ワンアクション増えるだけでも狙われにくくなるのです。補助錠や防犯フィルムは、ホームセンターやネット通販で手頃な価格（数百円～）で購入可能なので、まずは試しやすい防犯グッズといえるでしょう。

② 郵便受けを放置しない

郵便物が溜まったままになっていると「この部屋は長期間留守だ」と思われ、空き巣に狙われやすくなります。さらに、チラシやハガキから個人情報を悪用されるリスクもありますので、こまめにチェックする習慣をつけましょう。女性の一人暮らしの場合は特に注意が必要です。

③ カーテン選びに工夫をする

花柄やパステルカラーなどのカーテンは可愛らしい印象ですが、外から見た人に「ここは女性が住んでいる」と伝わってしまう可能性があります。性別や生活スタイルを推測されないよう、外から見ても目立ちにくい無地や落ち着いた色合いのカーテンを選ぶことをおすすめします。

④ 洗濯物の干し方に気を配る

洗濯物は、外に干すだけで性別や生活パターンが推測されることがあります。特に女性の一人暮らしではリスクが高いため、可能であれば室内干しや浴室乾燥機を利用すると安心です。また、雨の日に洗濯物が外に出しっぱなしだと「不在」であることが一目で分かってしまうため注意が必要です。

防犯意識が何よりの鍵

オートロックや防犯カメラは確かにあると安心ですが、決して万能ではありません。むしろ「設備があるから大丈夫」と油断してしまい、鍵の施錠を怠った結果、被害にあうケースも少なくないのです。

アパートで安全に暮らすためには、設備の有無よりも日常のちょっとした心がけが大切です。玄関や窓をしっかり施錠する、郵便物を放置しない、生活感を外に出しすぎない――。これらの小さな工夫が、空き巣や不審者に狙われにくい環境をつくります。

安心できる住まいを実現するために、ぜひ今日から実践してみてください。

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